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2017-03

難聴は治るの?

「きこえに不自由を感じたら補聴器を使わなければいけないのだろうか?」と結構ザックリとした質問を先日受けました。

その根本に「難聴は治らないのだろうか?」という疑問があるのだと思います。難聴には種類によって、治療が必要な場合(治療で治る場合)と補聴器利用を検討する必要のある難聴とがあります。

まず、耳の中の音の伝わり方について説明します。

耳の中の音の伝わり方


人の耳は、外側から外耳、中耳、内耳の3つに分けられます。音は外耳道から鼓膜、耳小骨、蝸牛へと伝わります。蝸牛で音は電気信号に変換され、聴神経を通じて脳に届きます。耳の中の各部位の機能が低下すると、聞こえにくくなります。機能の低下には、先天性のもの、疾患によるもの、加齢によるものなどがあります。

感音難聴
「音を感じるところ」の障害。中耳から音の振動を電気信号に変換する内耳、その信号を脳の中枢に伝える聴神経あるいは、脳に生じた障害のために起こる難聴です。加齢による難聴も感音難聴の一種です。内耳、聴神経、脳は届いた音を分析し、脳と共同で「聞きたい音」や「聞きたくない音」など意思を含めた処理が行われます。

伝音難聴
「音を伝えるところ」の障害。中耳炎等で鼓膜に穴があいたり、耳小骨(鼓膜と内耳をつなぐ小さな骨)の動きが悪くなるなど、音を内耳に伝える外耳および中耳の部分に障害が生じるために起こる難聴です。この難聴は治療による聴力改善の可能性があります。

以前、「きこえなくなってきたから補聴器を使わなくてはいけないのかな?」とご来店されたお客様がおり、聴力測定を行ったところ、結果に違和感があり、耳穴を確認したところ、鼓膜に耳垢が固着してしまっていたということがありました。鼓膜は音を振動として伝える器官ですのでこの状態では十分に機能できていませんでした。このお客様は耳鼻科で処置をしていただき、補聴器が不要なきこえになったとのことです。伝音難聴の場合が治療で治る難聴です。

「年齢が年齢だから」などと自己診断せずに耳鼻科医の診断を受けてください。特に突発性難聴の場合、早期治療が重要とされますので、至急受診することをお勧めします。


お耳のことに限らず、身体に違和感を感じたら病院に行くという考え方は大切です。「何ともなかったら安心を買えたと思えばいいんだ」という方もおります。実に素敵な考え方です。

健康は何ものにもかえ難いものです。くれぐれもお大事にしてください。







ネタ提供者様多謝!!

文責:立川北口 松永



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